臓器売買
先日、生体腎移植手術のために知人の女性に謝礼を支払って腎臓の提供を受けた人が、臓器売買の罪で逮捕された。このケースの場合、約束の額の金が支払われなかったため、腎臓提供者が警察に相談したことから事件が発覚した。もし本人からの訴えがなければ、臓器提供者に対して謝礼が支払われていたとしても発覚することはないだろう。つまり臓器移植に際して、額はともかくとして何らかの謝礼が支払われているケースはあるのではないだろうか?
そもそも臓器移植は、臓器提供者の善意によってのみ成り立っている。生体臓器移植は臓器提供者も大手術を受け、健全な臓器あるいはその一部を提供するものであるので、臓器提供者にも多大な苦痛とダメージ、危険を強いるものである。また、臓器移植を受ける方は、他に治療法がなく受けられなければ命に関わるのである。しかも、臓器の提供を受けるには組織型が一致または極めて近い臓器提供者が必要なのである。このような状況の中で、善意だけで臓器提供に同意してもらうことが必要なのである。善意と言うが、家族、親戚の中で、自分だけしか臓器提供者になり得ない場合、臓器提供を頼まれたとき、果たして断れるだろうか。 善意という名の強要が行われているのではないだろうか。強要がないにしても、自分が提供しなかったばかりに、その人が死んだ場合、自分自身、あるいは家族、親戚の中でどう生きていくかも難しい問題である。臓器移植、特に生体臓器提供には臓器売買ばかりでなく、非常に難しい問題があることも認識しておく必要があるだろう。
死なさない絶対に!!―生体肝移植を選んだドナーと家族の葛藤
そもそも臓器移植は、臓器提供者の善意によってのみ成り立っている。生体臓器移植は臓器提供者も大手術を受け、健全な臓器あるいはその一部を提供するものであるので、臓器提供者にも多大な苦痛とダメージ、危険を強いるものである。また、臓器移植を受ける方は、他に治療法がなく受けられなければ命に関わるのである。しかも、臓器の提供を受けるには組織型が一致または極めて近い臓器提供者が必要なのである。このような状況の中で、善意だけで臓器提供に同意してもらうことが必要なのである。善意と言うが、家族、親戚の中で、自分だけしか臓器提供者になり得ない場合、臓器提供を頼まれたとき、果たして断れるだろうか。 善意という名の強要が行われているのではないだろうか。強要がないにしても、自分が提供しなかったばかりに、その人が死んだ場合、自分自身、あるいは家族、親戚の中でどう生きていくかも難しい問題である。臓器移植、特に生体臓器提供には臓器売買ばかりでなく、非常に難しい問題があることも認識しておく必要があるだろう。
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